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その他の情報


配偶体

コケ植物では、配偶体が普通に見られる植物体(栄養体)である。初期の配偶体は原糸体(げんしたい)といい、それが発達して茎葉体または葉状体の形をとる。その上の造卵器と造精器で卵子と精子が形成される。受精によって胞子体が形成されるが、胞子体は配偶体に寄生して胞子を作るだけである。

シダ植物の配偶体は前葉体(ぜんようたい)といい、コケの配偶体よりはるかに微小であるが、葉状体に似て扁平で地面に生育するものが多い。一般に胞子体(普通見る植物体)が育つと枯れるが、一部の種では長く生き残る。前葉体は種によって雌雄同体(大部分のシダ植物)または雌雄異体(イワヒバ科や水生シダ)のものがある。雌雄異体の場合は配偶子としてそれぞれ卵子と精子の一方だけを作る。そのもとになる胞子にも区別があってそれぞれ大胞子・小胞子という。種子植物の祖先もこの雌雄異体タイプだったと考えられる。

種子植物の配偶体は顕微鏡レベルにまで退化し、栄養体である胞子体に寄生する。雌性配偶体は胚珠内の胚嚢、雄性配偶体は花粉である(またこれらから発生する器官を含めてそれぞれ大配偶体、小配偶体ともいう)。裸子植物のうち原始的な性質を保つソテツ類およびイチョウでは、小配偶体が胚珠上で成熟して精子を作り、これが卵細胞と融合する。その他の裸子植物では精子はできず精細胞に退化している。また裸子植物の胚乳も大配偶体に由来する。被子植物では花粉は胚珠に到達せず雌蕊の柱頭につき、ここで花粉管を発芽して精核を胚珠まで送り込む(被子植物の胚乳は裸子植物と違い、精核1個と極核2個が融合してできる3倍体である)。

多細胞藻類(緑藻・褐藻・紅藻)では、胞子体と配偶体が同形のものもあるが、多くは配偶体の方が小さい。



本多正純 慶長8年(1603年)、家康が征夷大将軍となって江戸に幕府を開くと、家康にさらに重用されるようになる。慶長10年(1605年)、家康が将軍職を三男の秀忠に譲って大御所となり、家康と秀忠の二元政治が始まると、江戸の秀忠には大久保忠隣が、駿府の家康には正純が、そして正純の父・正信は両者の調停を務める形で、それぞれ補佐として従うようになった。正純は家康の懐刀として吏務、交渉に辣腕を振るい、俄然頭角を現して比類なき権勢を有するようになる。慶長13年(1608年)には下野国小山藩3万3,000石の大名として取り立てられた。 慶長17年(1612年)2月、正純の家臣・岡本大八は肥前国日野江藩主・有馬晴信から多額の賄賂をせしめ、肥前杵島郡・藤津郡・彼杵郡の加増を斡旋すると約束したが、これが詐欺であった事が判明し、大八は火刑に処され、晴信は流刑となり後に自害へと追い込まれた(岡本大八事件)。大八がキリシタンであったため、これ以後、徳川幕府の禁教政策が本格化する事になる。 慶長17年(1612年)12月22日には築城後間もない駿府城が火災で焼失したが、再建がなるまでの間、家康は正純の屋敷で暮らしている。慶長19年(1614年)には政敵であった大久保忠隣を失脚させ、幕府初期の政治は本多親子が牛耳るまでになった(大久保長安事件)。 慶長19年(1614年)からの大坂冬の陣の時、徳川氏と豊臣氏の講和交渉で、大坂城内堀埋め立ての策を家康に進言したのは、正純であったと言われている。




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